ミレニアル世代の住まいと新しい家の価値観10

A.Imamura A.Imamura
米子のマンションリノベーション, HAMADA DESIGN HAMADA DESIGN ระเบียงและโถงทางเดิน
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ミレニアル世代とは、2000年以降に成人した世代を指します。このミレニアル世代が、社会や消費のあり方に大きな影響を与える世代として注目を集めています。そんなミレニアム世代に好まれる住まいや条件とは一体どんなものでしょうか。今回は、ミレニアル世代の住まいの価値観について紹介していきます。

ミレニアル世代の住まいの条件とは?

ミレニアル世代の住まいの価値観と条件は、好立地の住まいが重要視されます。例えば、飲食店の多い都市部、駅近くや繁華街など、仕事と娯楽、日常生活に便利な立地を重要とする傾向があります。治安や自然災害に対しての安全性を求める親世代とは少し異なります。

「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀

リビングの写真ページ

ミレニアル世代の住まいの広さは手頃

ミレニアル世代の住まいの広さは、広さよりも手頃なサイズが好まれる傾向にあります。それには住まいを決めるきっかけが親世代とは異なる点が理由に挙げられます。親世代は結婚を機に新しい住まいを決める傾向にありましたが、ミレニアル世代は結婚にとらわれず、広さよりもライフスタイルを重要視する傾向にあります。

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都心マンションの1階だからこそ実現できる住まい

こちらは好条件の都心に立地するマンションの1階のリノベーションです。リビングの先に約30平米の専用庭がある住まいは、家全体ではなく、必要な場所だけを部分的にリノベーションし、子どもとの時間と夫婦の時間両方を大切にしたいという家族の理想の暮らし方が実現した家になりました。

【住まいについては、こちらの記事でも紹介しています】

 40m2の小さなアパートでの暮らし ー 自分らしい部屋に仕上げる10のアイデア

オリジナリティを求める場所

ミレニアム世代の住まいの価値観は、住まいをモノではなく、自分らしいライフスタイルやオリジナリティを求める場所として捉えています。例えば、こちらのように画一的なマンションの間取りをリノベーションによって大きなワンルームにし、家具やカーテンなどで自由に、緩やかに仕切ることで自由な使い方やつながりを演出できる住まいが好まれています。

モビリティの重要性

自分のライフスタイルや価値観、また今自分が望むライフスタイルを実現できる住まいのあり方をミレニアム世代は大切にします。住宅ローンや一つの場所に囚われないデゥアルライフや暮らしのモビリティを、 コロナ禍の生活で実感した人も多いのではないでしょうか。

住宅ローンに縛られない暮らし

住宅ローンに縛られない身軽な暮らしと価値観によって、今ミレニアム世代を中心に注目を集めているのがコンテナハウスです。ローコストで短期間で建築可能なコンテナハウスは、木造建築と比較しても手頃な価格で、住まいを持つことの金銭的なストレスを下げる新しい住まいの価値観です。

「家族」という価値観の広がり

ミレニアム世代の住まいの価値観は、従来の家族観にとらわれず、コミュニティを大切にする傾向が見られます。そんな価値観の現れは、コーポラティブハウスにも顕著に見られます。コーポラティブハウスとは、人々が集まって組合を結成し自由に住宅設計しながら住まいとコミュニティをつくるマンションのあり方です。

何かを所有すること以外に向けられる価値観

こちらはボートハウスのコミュニティ住宅。ボートハウスとはライフラインを備え、また水上航行を可能とする水の上の住まいを指します。運河に浮かぶ居住型の船は、住宅価格の高騰が続く欧州都市部の若者たちの間で需要が高まっています。家賃やエネルギー消費を抑えられる他に、ミレニアム世代特有の何かを所有すること以外に価値を見出す傾向がよく現れています。

環境に配慮した住まいと価値観

ミレニアム世代を中心に、消費よりも環境やエネルギーへの配慮が高まっています。こちらは、土から生まれる原初生命体として建築のように、現代の省エネ基準を満たしてつくられた周囲の森に溶込む建築は、非日常的で美しく、時が経っても古さを感じさせない強さを感じさせます。

住まいとサスティナビリティ

ミレニアム世代を中心に人気を集める住まいとして、パッシブハウスが挙げられます。パッシブハウスとは環境や住まい手のために、持続可能な家のことです。高断熱・高気密によって、非常に良い冷暖房効率があり光熱費が抑えられるのが特徴です。自然素材を存分に活かした室内と一定した室内温度は、健康にも良いと言えるでしょう。

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