近未来的な家って、サイエンスフィクションフィルムを見ているかのようで、どこか日常から離れた雰囲気が味わえるかもしれません。ちょっととがったデザインになるため、自宅にこうしたデザインを取り入れるのは躊躇う方もいらっしゃるかも?そこで今回は近未来感のある家の実例をご紹介していきます。空間の印象をつかむことによって、ご自宅に取り入れるならばどんな雰囲気にしたいか、イメージを膨らませてみてはいかがでしょうか?
近未来的な家って、どんなイメージがありますか?こちらのお宅の外観は、自分の見ている視覚の遠近が正しいかを思わず疑ってしまうような形。細長く高低差のある土地を上手く活用して建てられています。エントランス側から見ると台形の建物のようですが、視点をずらすと鋭角の三角形のファサードが現れます。どこか巨大な彫刻のようにも感じさせてくれる建物は、本当に近未来的。アーティスティックな暮らしとなりそうですね。
Photo: Hiroyuki Hirai
住まいに新しいスタイルを取り入れようとすると、新築などの大がかりなものをイメージするかもしれませんが、意外にリノベーションや模様替えでも場合によっては取り掛かることも可能だったりします。こちらのリノベーション物件では、真っ白な空間にさらに壁にカーテンを設置することにより、未知の空間であるかのように感じられます。照明は自然光と間接照明を取り入れ、テーブルの上にはメタリックなペンダントライトでミニマルなアクセントに。
【ダイニング照明については、こちらの記事でも紹介しています】
建築資材の発展により、かつては難しかったようなデザインが次々に可能になってきています。こちらのお宅も、コンクリートとガラスをうまく採り入れたデザイン。四角い筒型の構造の奥は、全面がガラス張りとなっていますが、一見すると外とつながっているかのような感覚にもなりそうですね。さらに、右手の壁には鏡を取り付けることにより、空間に広がりが出て、さらに不思議感が増す部屋となっています。
近未来のわたしたちの住まいは、どんな形になっていくのでしょうか。SF映画で目にするような機械に囲まれたようなイメージはつきものですが、こちらはそれとは異なった、ちょっと変わった印象のお宅です。リビングやキッチンは、ご覧の通り半分地中に埋まった感じ。観葉植物は、実際に土から生えています!一見すると、まるで外と内とがつながっているかのような印象の空間。流線形で構成された空間は、とても暖かさが感じられて心地よさそうです。
Photo: Hiroshi Ueda
照明と色の取り合わせによっては、割とシンプルな方法で近未来感が出せるということは、前述のとおりですが、それでも驚かせてくれるデザインなのがこちらの浴室です。横に細長い間接照明を壁に取り付けることにより、不思議な雰囲気が出ますが、さらに半円形の艶やかな浴槽、そこに張られた水が、さらにミステリアスで異世界っぽさを感じさせてくれる空間へと演出しています。東京の建築家・Artechnic Architectsの手がけた軽井沢の別荘です。
Photo: Nacasa & Partners Inc.
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の浴室を紹介しています◀
※ 浴室の写真ページ