nLDKではないライフスタイルにあった個性的な間取りとは?

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
House in Yoro, AIRHOUSE DESIGN OFFICE AIRHOUSE DESIGN OFFICE ห้องนั่งเล่น
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1LDK、2LDK、・・・といったように個室の数を「n」で表し、リビング・ダイニング・キッチンをLDKとして、住宅の間取りを「nLDK」で書き表すことが戦後から普及し現在でも主流となっています。しかし、最近では生活スタイルの多様化によって、型にはまった「nLDK」の間取りでは住みづらいと感じる方が増えています。そこで今回は、nLDKではないそれぞれの家庭のライフスタイルにあった個性的な間取りを紹介していきます。子どもの成長に柔軟に対応できる間取りもありますので、是非間取りを考える際の参考にしてみて下さい!

適当な距離が保てる大きなワンルーム

House in Yoro, AIRHOUSE DESIGN OFFICE AIRHOUSE DESIGN OFFICE ห้องนั่งเล่น

部屋を間仕切りで閉じてしまうのではなく、間仕切りなしで適当な距離を保ってそれぞれの場所をつくるという、大きなワンルームの自由で開放的な間取りはいかがでしょうか?こちらのAIRHOUSE DESIGN OFFICEが手掛けた住宅は、もともと倉庫だったものをリノベーションしたもので、倉庫の大きな空間を生かして間仕切りどころか柱さえもない巨大なワンルームをつくり出しています。距離を利用して簡単に自分の場所を作れるので、間仕切りの必要がない柔軟で明るい室内となっています。

中庭のある間取り

都心部の建物が密集している敷地でも室内を明るくしてくれて、プライベートな屋外空間が楽しめる中庭は、間取りに関しても中庭を中心に個性的な住み方を可能にしてくれます。室内にたっぷりと光を取り込むために、中庭の周囲の壁はたいてい大きく開けられます。それにより、中庭を挟んだ部屋はお互いに視線でつながることができますが、空間としては中庭を迂回してつながっているので、間仕切りがなくても適度な距離感が保てます。子どものいる両親にとっては、いつでも子どもたちの存在を感じることができて安心感を与えてくれる間取りです。

写真:多田ユウコ

上下を利用する

部屋の床の高さを変えるなど、上下を使って住まいを形作ることによって柔軟な間取りを生み出すこともできます。こちらの島田陽建築設計事務所/タトアーキテクツが設計した住宅は、基壇と言われる1階部分の上に家型の小屋が3つ並んでいます。それぞれは予備室、サニタリー、ライトルームと付属的な機能ですが、一時的な個室としても柔らかく下階とつながる空間となっています。また、この建物の1階の床は760mm掘り下げられている分、屋上と地面が近くなり、屋上も地上の庭のように利用できる立体的な上下の工夫がなされています。

写真:KENICHI SUZUKI

ふすまを使った和室

nLDKという住まいのかたちが普及する前はほとんどの家が伝統的な和風住宅で、ふすまで仕切るというかたちを持っていました。実はこの伝統的な和風住宅は非常に柔軟性が高く、ふすまで細かく仕切られている部屋もふすまを外せば自由に部屋の大きさを変えられるという1LDKにも3LDKにもなるとても優れた住宅なのです。一度原点に帰って、和風住宅という選択肢も考えてみて下さい。あるいは、そこから柔軟な間取りのヒントが得られるかもしれません。

布で自由に柔らかく仕切る

Kofunaki House, ALTS DESIGN OFFICE ALTS DESIGN OFFICE สไตล์ผสมผสาน ทางเดินห้องโถงและบันได

扉や壁によるしっかりとした仕切り方はしたくないけど、間仕切りがないのは困るという方には布を使って柔らかく仕切るという方法もあります。こちらのALTS DESIGN OFFICEが手掛けた住宅は、完全に内と外を区切るのではなく、常に自然を感じることができるような、内と外を緩やかに繋げる空間づくりがなされています。そのために大きな空間を布を使って仕切ることにより、空間が小さく区切られず、柔らかく仕切られながら繋がりのある室内を生み出しています。

一時期だけの住まい

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子どもの成長に合わせて1つの家の間取りを柔軟に変えていくことも1つの方法ですが、その時々の家族の生活スタイルに一番適した間取りの住宅に移り住むという方法もあります。こちらは、子どもが中学生になるまでの10年間という一時的な住まいとしてリノベーションされたものです。まだ子どもたちが小さいことから、それぞれの子供部屋が必要なく、また大きなワンルームとすることでいつでも子どもたちを見ていられる安心感もある間取りです。一時的な住まいだからこそできる効率的で住みやすい間取りです。

写真:鳥村鋼一写真事務所

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