限られた面積の敷地に家を建てる場合、メインの居住空間となるLDKの広さを確保したいがために寝室が小さくなる傾向があります。ただ単に狭い寝室では閉塞感からストレスを感じ、リラックスや安眠ができなくなってしまうことも。
しかし、寝室のスペースを最大限に活用して適切なレイアウトをすれば、狭さを感じない居心地のいいインテリアを作成することが可能です。今回は6㎡以下の寝室をたっぷり20部屋お見せします。小さい寝室のインテリア、ぜひ参考にしてくださいね!
小さい寝室では基本的に明るい色使いを心掛けましょう。白やベージュなどの中間色、ソフトで優しげなパステルカラー、ナチュラルな色味の木材などを基調とすると居心地のいい雰囲気を作成できます。
寝室に限らず狭い空間では収納をどう確保するかがカギとなります。小さい寝室ではベッド下が収納になっているタイプや、ベッドとキャビネットを組み合わせて使えるものがおすすめです。
一人暮らし、または二人暮らしなら、寝室も含めたオープンプランもいいアイデアです。ブラジルの建築家によるこちらの部屋のように、半分だけ壁で仕切ったセミオープンタイプならベッドが丸見えになりません。仕切り壁はデスク前の収納&ディスプレイスペースとして生かされています。
兄弟姉妹で部屋を共有する場合は二段ベッドを選択することが一般的です。垂直にふたつ並んだものより、こちらのように直角にずらしたデザインなら下のベッドでも圧迫感を感じません。
小さい寝室ではベッドやサイドテーブル、キャビネットなどを選ぶ際に、一般的なサイズよりも一回り小さいものを選びましょう。それだけでもトータルの空き面積がかなり増えるはずです。
例えばベッドと壁の間、天井下、ソファの下… … など室内をじっくり見渡すとデッドスペースはあちこちにあります。貴重なスペースを見逃さないで収納に活用しましょう!
小さい寝室のインテリアに困ったらとにかく白を選びましょう。光を拡散し部屋を明るく広く見せてくれます。少しだけ小物で黒を加えれば、クールで洗練されたモノトーンスタイルが完成します。
小さい寝室に巨大なクローゼットを置くとそれだけで部屋がいっぱいになってしまうこともあります。クローゼット置く余裕が無いのならこちらのようなスリムなハンガーラックがおすすめです。収納からはみ出る量の衣類は持たない!と決めるのも大事。
マットレスは折り畳めませんが布団なら畳んですぐに収納できます。布団を片付けたあとのスペースはリビングにもホームオフィスにもなります。こちらのようにレベルを上げたスペースならベッド感もあり、ベッドに慣れた現代人にも抵抗が少ないのではないでしょうか。
設計の段階で既に小さい寝室しか作れないと分かっているなら、せめて窓を大きく取りましょう。外の風景を取り込める大きな窓があれば、空間の小ささはそこまで気にならなくなります。庭木など緑があるならよりGOOD!
視線を引く魅力的なフォーカルポイントを作成すると、部屋の小ささから目をそらすことができます。しかし、コンソールや大きな装飾品を置くとそれ原因で部屋が狭くなるという元も子も無い結果となるので、ベッドのヘッドボードにこだわったり壁面にアートを飾るなどの方法がおすすめです。
ベッドは幅だけでなく高さも重要です。背の低いベッドの方が部屋を広く見せることができます。しかしその分ベッド下の収納力は減るので、寝室の状況に合わせて選んでください。
物をあまり置けない小さい寝室ではインテリアもつまらない… なんてことはありません! ベッドカバーやカーテン、ラグ、クッションなどの繊維アイテムの質感を色々変えてみましょう。フェイクファーならゴージャス、麻なら涼しげ、と多様な印象を作ることができますよ。同じ色で統一する場合も、それぞれのアイテムで質感を変えるとワンランク上の魅力的なインテリアとなります!