エコマテリアルとは?その知っておきたい基本知識

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
土佐木材、土佐漆喰で建てた気持ち良い家, エニシ建築設計事務所 エニシ建築設計事務所 ห้องนั่งเล่น
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エコマテリアルという言葉を聞いたことがあるでしょうか。年々環境に配慮した家づくりが広まっていますが、その中心となっているのが環境にやさしい建材です。そこで今回は、エコマテリアルについて知っておきたい基本知識を見ていきたいと思います。環境に配慮したマテリアルと言っても様々な異なった視点からそれを実行することができます。この記事を通して、是非色々なかたちで環境にやさしい住まいづくりをしてみて下さい。

エコマテリアルとして有害物質を含まない自然素材

フランス漆喰のある家, 宇佐美建築設計室 宇佐美建築設計室 ห้องนั่งเล่น

エコマテリアルとしてまず挙げられるのは、自然素材のような人間に害を及ぼす有害物質を含まない材料です。燃えた時にダイオキシンなどの有害ガスが発生しない材料であったり、また、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの有害物質を含まない自然素材もエコマテリアルの1つとなります。特に、近年住宅の高気密化により、そうした室内空気を汚さない自然素材に注目が集まっています。

生産過程でも環境にやさしい材料

完成した材料自体は環境に有害でなくても、その生産過程で環境負荷が大きなものはエコマテリアルとは言えません。一般的な建材の中では、鋼材やアルミニウムは生産過程で多くの消費エネルギーが必要となる一方、木材は非常に少ない消費エネルギーで生産することができます。また、木材の中でも加工が必要な集成材などよりも無垢材、さらには輸送の過程の消費エネルギーの観点からも海外の輸入材よりも地域の地元材がよりエコなマテリアルと言えるでしょう。

リサイクル可能な材料

「リサイクル」は、出来るだけ環境に負荷をかけない代表的な考え方の1つですが、住まいづくりの中でもこの考え方はとても大切です。建材として使い終わったものを回収し、それでもって再度新しく材料を作り出すことのできる建材であったり、あるいはこちらの樋口章建築アトリエが手掛けた住まいにも取り入れているセルロースファイバーという新聞紙からリサイクル生産されて作られる断熱材のように、他の素材からリサイクルされた建材も積極的に採用してみてはいかがでしょうか。

環境をきれいにしていくマテリアル

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汚れた環境をきれいにしていく働きのある素材もエコマテリアルとなります。建材の中では、空気中の二酸化炭素を吸収した樹木からなる木材もそうした意味でのエコマテリアルの1つでありますし、また、太陽光によって汚れが分解され、雨で汚れが流れ落ちるようになる光触媒塗料もそれにあたります。それによって、外壁を自然の力だけできれいにすることができ、さらに光触媒塗料には空気を浄化する働きもあるため、それだけで環境をきれいにしてくれるエコマテリアルです。

高性能でより少ない量で済む材料

Naturstein trifft Stahl und Glas, völse architekten bda völse architekten bda ห้องทานข้าว

高い性能などによって、そもそもの必要な絶対量が少なくて済む材料もエコマテリアルとなります。例えば、通常の鉄骨の強度よりも倍の強度を持つ鉄骨であれば、鉄骨部材の断面積も小さくすることができ、必要となる鉄の量が軽減されることにつながります。鉄のデザインについては、「住まいを軽やかに鉄で飾るには?」の記事も是非参考にしてみて下さい。

省エネに関するエコマテリアル

住まいづくりにおいては、省エネルギー住宅にしていく方も多いと思いますが、そうした省エネにつながる素材もエコマテリアルとなります。太陽光発電システムはその代表的な例となります。また、高断熱性能を実現し、冷暖房の消費エネルギーの効率化につながる複層ガラスなどもそうした点でのエコマテリアルとなります。

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