美しき和室の世界

House of Representation, Form / Koichi Kimura Architects Form / Koichi Kimura Architects กำแพง
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海外でも畳や障子を使用したジャパニーズスタイルのインテリアは人気がありますが、昨今では日本においても和室の良さが見直されつつあり、モダンな住宅や別荘にも和室を設置することが増えてきました。そこで今回は魅力的な和室を持つ住宅を五軒ご紹介します。

Mujinzou/夢尋蔵

最初に紹介するのはPOINTが手掛けた茶室。この茶室は、露地に代わるほの暗い廊下から小間、明るく開放的な広間まで、茶事の流れに合わせて連続した空間を有しています。そうすることで一連の流れの中に緊張感と高揚感が生まれる空間となっています。オリジナルの空間の為コストがかかるのでは?と思われるかもしれませんが、現代にありふれた廉価な工業素材(パーチクルボードやプラスターボード)を使用することでコストを抑えています。しかし仕上げにひと手間を加えることで伝統的な茶室の雰囲気に見合った設えとなるよう丁寧に造られたこちらの茶室は、モダンな性格を併せ持った現代人の為の茶室と言えるでしょう。また建具や壁は様々な形(突出し壁、全面引戸、土壁風の開戸)で可動することにより、内と外の関係が多層的に変化する茶室を目指したと建築家は言います。

新谷の家

こちらはまさに日本家屋といった伝統的な和室。十分に取られた床の間や飾り棚に天井の装飾、部屋を囲む縁側に庇を支える規則的に並んだ梁、そしてその先に広がる整えられた庭… 。一分の隙も無い完璧な和の美しさを堪能できる和室ですが、実はこちらの住宅は二世帯住宅。子世帯は開放的で大きなテラスを持ったモダンなスタイルとなっています。それらがちぐはぐにならずうまく融合したのがこちらの新谷の家です。

サシガネの家

裸電球が照らす白い壁、素朴な飾り棚と装飾は最小限ながら畳のサイズ感や敷き方が独特な魅力を持ったこちらの和室。現代流の侘び寂びを感じさせる美しい空間です。住宅は極力機械に頼らない換気システムが採用されており、自然の空気の流れや熱伝達をコントロールすることで内部を快適に保つという住み手にも環境にも優しい設計となっています。

House of Representation

こちらは個性的な組子が印象的な和室です。このようにモダンなデザインを使用することでもっと自由に、住み手の個性が表現された和室を楽しむのが現代流。光とビューをコントロールすることによって室内空間に更なる親密性と深さをもたらした、という滋賀県に拠点を置くFORMが手掛けた住宅です。

和気町の家

こちらは家族が集うリビングルームに畳を敷いて和風にしています。手掛けたのは石川県を拠点に活動する福田康紀建築計画。キッチン&ダイニングスペースからスキップフロアで数段上がった先に正方形の縁なし畳を敷き詰め机と座椅子を設置して、床に直接座ることのできる昔ながらのスタイルに。隣接している段差無く続くテラスも含め、大勢の人が集まっても座る場所やレイアウトが自由自在でフレキシブルな使い方が可能なリビングルームです。 

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